CASE STUDY -事例紹介-

大阪病院様【コーチング研修】 2007年〜毎年出講

概要
  • 新たにプリセプターになられる看護師を中心に、約30名が参加。
  • 計7時間の1日プログラム(昼食休憩含む)

目標
  • コーチングの概念について理解する。
  • コーチング活用のための基本スキルを学ぶ。
  • 演習を通してコーチングを理解する。

研修風景

受講感想

今回の研修では、主に「聞く」ことについて、とても多くの学びを得た。これまでにも傾聴について学ぶ機会があったが、演習を通して傾聴に必要なさまざまなスキルを実践的に使用していくことで、具体的に理解することができた。

講義を受けて、実際に一つひとつの基本スキルを取り入れて演習をする中で、自分の改善する点に気がついた。
相手の話を「聴いて」「待って」「返す」を繰り返していくうちに、「聴く」「待つ」と言うことの大切さと重要さを強く感じた。今まで患者様の話を聴いていたが、聴いていたつもりであって、本当の気持ちまで聴いていなかったと思った。これからは、「聴く」「待つ」ということを意識して関わっていこうと思う。

研修の中で一番印象深かったのは、自分の話をずっと聞いてもらうことで、悩んでいる問題の解決策が自分で考え出せたり、自分の感情や思考に気付いたことである。私は人から悩みを相談されたりすると、すぐに解決策を提示してしまう。だがそうではなくて、その人から思うままに話してもらって、自分自身で解決策を導き出してもらうことも有効だと思った。

傾聴することの効果に「思いが整理される」「相手に信頼を寄せる」「自己肯定感が生まれる」とありますが、クライアント役をしてみると、傾聴の効果をとても実感できました。
今回の演習では、三者の立場(コーチ役・相手役・観察役)でコーチングについて学んだことにより、人はコミュニケーション場面において、まず自分の思いを相手に「知ってもらいたい」「認めてもらいたい」と感じていることが分かりました。自分自身、先輩方に信頼を寄せているのも、常に四つのスキル(聴く・認める・質問する・伝える)を用いたコーチングで日々支えてもらっているからだと感じました。

演習を通して、今後コミュニケーションをとる上での課題として、目的の明確化が挙げられた。またその目的は質問する側が決め付けるのではなく、相手の中にあるものを引き出すことが重要ということも学んだ。相手の中にどんな目的・目標があるか、相手の話をしっかり聞いていけるようにしたいと思う。

コーチング・フローでは、目標達成のための段取りが分かりやすく示してあり、漠然としていたものを一つひとつ具体化して、ステップアップしていく図式を、患者さんや後輩への指導に参考にしたいと思った。また、その際、コーチの考えをどんどん提案して押し付けるのではなく、クライアントと共に考え、クライアント自身が自分で答えに気付けるような関わりが大切だと感じた。
相手の良い点を見つけ、それを引き伸ばし、焦らずに待つこと、心を開いて信じることを念頭におき、患者さんの生活指導やリハビリ指導にも生かしたい。自分自身の目標達成に向けても非常に参考となり、とても有意義な研修になった。

今回この研修に参加し、コーチングの概念・基本スキルを学ぶ中でコミュニケーションのあり方だけでなく、自分自身を見直すよい機会となった。
指導する立場の場合、どうしても上下の関係として捉えることが多い。しかし、コーチングにおいては、患者や家族・後輩であっても関係は対等であることを学び、認識を改めることができた。また、指導の場面においては、コーチの側から答えやアドバイスを行いがちであり、演習でも相手の意見を聞く前にアドバイスすることが何度か見られた。しかし、そうではなくクライアントの中にある答えを引き出すことが重要であり、クライアント自らが答えを導くことで自発行動に結びつけることができると感じた。

今回の研修では、この研修が終わった後に自分はどうなっていたいか、目標を立ててから講義が進んでいったので充実した学びが得られたと思う。

研修の中でお互いに場面設定し実際にやってみたが、コーチングの「質問する」「伝える」ということを意識してコミュニケーションを図ろうとするとスムーズに言葉が出てこなかった。今まで「質問する」「伝える」ことに関しては、一方的な説明や指導に終わり、相手が「自発的に行動できる」配慮の不足に気づいた。特に質問が相手に与える影響が大きく、方法や方向性を説明するのではなく、今回学んだスキルを生かし、質問を投げかけながら、相手の考える力・今後の行動力などを導き出せるように今後は関わっていきたいと思う。


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